理学療法士に聞いた正しい枕の作り方とは。「じぶんまくら」購入体験談もあり!

正しい枕の作り方

頸椎ヘルニアの原因となる「ストレートネック(頸椎の前傾)」は、寝ているときの姿勢によって悪化したり、または逆に予防が可能だったりします。

このページでは、頚椎ヘルニアのリハビリの過程で理学療法士さんから教えていただいた「正しい枕の作り方」をご紹介したいと思います。

自分の体形、寝姿をチェックしてみよう

仰向けで寝るのが基本

脊椎に良い寝姿の基本は「仰向け」です。

そのため、まずは、仰向けに寝た状態で、マットレスと体に間に空間が出来ている部分と、その高さをチェックします。

(自分でチェックしても良いですが、誰かに手伝ってもらえるならばそちらが簡単。)

その空間を埋めるように、タオルなどで姿勢を調整。
もちろん、首の後ろには、首のアーチにフィットする高さの丸めたタオルを入れます。

姿勢改善のためのタオル

ちなみに私の場合ですが、猫背&反り腰のために、首の部分だけでなく、肩の下、そして腰の下にもタオルを入れていました。

正しい枕の作り方

↑入院中、実際に作っていた枕がこんな感じですね。

個人的にビックリしたのが、寝姿チェックで肩の下に隙間が空いているのに気づいたこと。
首よりもやや低めのタオルを肩の下に入れる事で、今まで感じた事のない快適な睡眠姿勢を体験出来、とても感激した覚えがあります。

このあたりは個人差があると思いますので、みなさんも隙間チェック、ぜひ真剣に。

枕は低め

理学療法士さんによると、枕自体の高さ一般に考えられているよりもやや低めが基本なんだそうです。

実際、上記の方法で作ったタオル枕は、みなさんが普段使っているモノよりもかなり低めになっているんじゃないでしょうか?
頭を支えるというよりも、首を支える感じになっているはず。(そもそも頭とマットレスの間に隙間ができるワケありませんもんね。)

背の高い枕で寝ていると、首が常に緊張している状態になり、ストレートネック(頸椎の前傾)の原因となるのでご注意を。

横向きに寝る人はどうするの?

「普段、横向きに寝る」という人でも、基本は上記のように「仰向けで快適な状態」の枕でオウケイなんだそうです。

というのも、仰向けが楽であれば、寝返りが打ちやすく、横を向いて寝ていても自然に真上を向いた状態に戻るんだとか。

それでも、どうしても横向き姿勢が長いという方は、顔の両側に高めのタオルをそれぞれ敷いておくと良い、とのこと。

という事で、皆様も、自分の体形、寝姿にあった睡眠環境を続け、頸椎本来の自然なS字カーブを取り戻しましょう!

おまけ オーダーメイド枕を作るのもアリ?

さて、最後にちょっとおまけ?な情報をば。

入院中は毎日せっせとタオル枕を作っていた私ですが、退院後は何かと忙しくって、そんな作業もジワジワと負担になってきました。

そこで頼ったのがオーダーメイド枕

じぶんまくら

私が利用したのは「じぶんまくら」というサービスですが、検索してみると、日本中にさまざまなオーダーメイド枕のサービスがあるみたいですね。

さて、こちら↓が作成したじぶんまくら。

じぶんまくら 作ってみた

これ、パカリと開けてみると↓以下のように14個の部屋(!)があり、それぞれに入れる素材と量を調節することが出来ます。

じぶんまくら 作ってみた

まくら使用後、アプリから予約することで、高さの変更は無料で可能。
なかなかよくできたサービスでした。

じぶんまくら 作ってみた

気になる方はお近くの店舗へ~。

公式サイトから店舗検索も可能です。

このサイトはあくまで私個人の体験談、そして実際に担当していただいた医者、薬剤師、理学療法士、看護師さんたちからお聞きした事などを基に作成しています。様々な判断は、ご自身の担当医さんたちに相談してご自身で決めてくださいね。