頚椎ヘルニアを患ってから初めて知ったのですが、首の問題は肩だけでなく背中…特に肩甲骨周辺とも密接に関係していて、悪い影響を及ぼすみたいなんです。
そんなワケで、このページで紹介するのはそんな「肩甲骨」に関する体操。
私も理学療法士さんと一緒にリハビリ室でやったり、病室でやったりしてた体操です!
「肩甲骨開け閉め体操」のやり方
1.背筋を伸ばし座った状態で、机に手を置きます。
2.息を吸いながら胸を開き、起き上がりながら肩甲骨を閉じます。
3.息を吐きながら背中をまるめ、肩甲骨を開きます。
4.2と3の肩甲骨の開閉を交互に行います。
コツは肩甲骨を、10時の方向と2時の方向に交互に動かす(体を真横から見た場合)イメージを持つこと。この時計の表現、すごく分かりやすいですよね(笑)
この体操の目的
この動きの目的は「良い姿勢を保つインナーマッスルをきたえ、肩甲骨を柔軟に保ち、首や肩の負担を減らす」事です。
別のページでも書きましたが、担当の理学療法士さん曰く、「首や腰を痛めている人は、外側の筋肉がガチガチに固まっている状態」の人が多いんだそう。
そのため、体の重要な部分やそのアウターマッスルをゆるめる様々な体操が重要なワケです。
首の問題と肩甲骨の関係
肩甲骨周辺の筋肉は、多くは首とつながっています。
例えば、下部頚椎がスマホやPC作業での悪姿勢で前傾してしまった状態で、頭の重さを支えようとすると、首から肩に広がる僧帽筋↑や、首の横にある胸鎖乳突筋が緊張し、コリや痛みを生じさせる…
ですので、首に問題があっても、直接首に痛みなどが出ず、肩甲骨になんらかの症状が出てくることも多いのです。
実際私も、頚椎ヘルニアで入院する2~3年前から背中(肩甲骨)の痛み、コリが出ていました。心当たりのある方はぜひ病院に。