頸椎ヘルニア手術について「首の前から?後ろから?」「デメリットは?」「症状は改善するの?」

頚椎ヘルニア MRI画像

このページでは、ヘルニアの手術に関して…、

・そもそも手術が必要か、否か
・手術のデメリット
・手術の方法

など、私自身の体験を含めつつ、ご紹介したいと思います。

そもそも手術が必要か、否か

別ページで紹介した通り、頸椎ヘルニアは、「椎間板から飛び出した髄核が、どの部分の神経をどの程度圧迫しているか」によってさまざまな症状(程度、段階)が存在します。

■「手術が必要である」とすすめられるのは、運動障害(歩行障害、排尿障害)が出ている場合。

■難しいのが、「文字が書きづらい」「料理がしづらい」程度の、「運動障害とまではいかないが、強い痺れが出ている」パターン。そしてそれが進行しているような気がする…といった自覚症状がある場合。
この場合は、手術するか否かの考えは流動的…、それは本人の意思でしか決められないと思います。

セカンドオピニオン

実際、私もこのパターン(ヘルニアの具合がMRI画像により「回復傾向」と診断されるも、痺れ自体は発症から絶え間なくひどくなる一方。)で、手術についてはセカンドオピニオンを受けるなどし、かなり慎重に考えました。

デメリット

手術を迷った理由は、もちろんデメリットを考えてのこと。

私の場合、担当医師から提示されたデメリットは、(一般的な手術における感染症などリスク以外に)主に2つ。

■そもそも、首の手術はリスクが大きい
■「しびれ」は手術しても解消されない可能性が大きい

結果、頚椎ヘルニア自体、経過が悪い病気ではない事もあり「早急に手術するよりもう少し様子を見た方が良いだろう」という判断となったのでした。

セカンドオピニオン外来

難しいですね…。

もちろん、手術した方がよかったのか、手術していたら今悩んでいる症状が改善したのか?というのは誰にも分りません。

同じ状況にある方は、ぜひ、ご自身が納得するまで医師に相談し、場合によってはサード、フォースオピニオン?!までも受けちゃって良いんじゃないかなと思います。

手術の方法

手術は、首の後ろから行うことも、また前から行うこともあるそうです。

私の場合、最初の病院では後ろから、そしてセカンドオピニオンでは前からの手術の方をすすめられました。(専門医でも意見が分かれるほど難しい話なんですね…!)

後ろ側からの手術は、比較的簡単?なようで、入院日数も割と短く「その日のうちに座って食事が出来ます」との事。
飛び出ている髄核から神経をよけるような処置をする、といった説明でした。

前(のど側)からの場合は、コルセットの期間がとても長く、その上、かなり安静にしないといけないとの事…。もちろん単純に「怖い」というデメリットもあります。
その代わり、飛び出ているヘルニア自体をなくすような、根本からの治療がなされるような手術であるというイメージを受けました。

こちらもまた、担当医師と納得いくまで相談し、説明を受ける必要があると思います。

このサイトはあくまで私個人の体験談、そして実際に担当していただいた医者、薬剤師、理学療法士、看護師さんたちからお聞きした事などを基に作成しています。様々な判断は、ご自身の担当医さんたちに相談してご自身で決めてくださいね。