ヘルニアのリハビリ、または予防法として「姿勢の改善」は基本中の基本。
以前ご紹介した、座り姿勢をタオル1つで改善する方法も、もちろん有効ですが、腹筋をつけ、自分自身の力で良い姿勢を保つに越したことはありません。
…というワケでこのページでは、「毎日、TVを見ながら出来る超簡単なインナーマッスルの鍛え方」をご紹介したいと思います。
担当の理学療法士さんに教えてもらって、私も、入院中から毎日やってます~!
「骨盤ゆらゆら運動」のやり方
今回ご紹介する運動は、座った状態で行います。
■骨盤をしっかり立てて背筋を伸ばし椅子に座ります。
■手は膝の上などに置き自然な形で。
■左右のお尻、それぞれ交互に、体重をリズムよく移動させ、骨盤ユラユラ
コツは、おへそを中心に意識すること。腹筋を意識すること。
(動くのは骨盤を中心にしたお尻や腰やおなかで、頭や肩などは動きません。)
そして左右の座骨、交互に均等に重さがかかっているのを感じながらやること。
円座を使っても◎
骨盤を立てた姿勢に慣れない…という方は、座るだけで姿勢が良くなる「円座」などのアイテムの使用もおすすめです。
クッション性もあるので、骨盤をユラユラしやすいという点でもgoodです。
↑ちなみにこちらは入院中にAmazonで購入した姿勢改善用の円座。一番評判の良いものを買いました(笑)
この体操の目的
理学療法士さん曰く、「首や腰を痛めている人は、外側の筋肉がガチガチに固まっている状態の人が多い」んだそうです。
「そのアウターマッスルをゆるめ、インナーマッスルを鍛えることで全体的な体の負担を減らすのが大切」とのこと。
インナーマッスル=捻る動作と関係
今回ご紹介する運動は、冒頭に書いた通り、TVを見ている時などが行うタイミング。
首に負担のかかる姿勢でTVを見てはもったいない!
またその他、例えば、病院での順番待ちのタイミングやフトした隙間時間も、そのチャンスですよ。
この運動はとても簡単ではありますが、毎日コツコツと続けることで少しづつ腹筋がつくと思います。
そして、意識を集中しなくとも、自然な形で座り姿勢が改善する事が最終目的。
一緒に筋トレ、がんばりましょう!
上級編 ちょっと難しい「寝ころびコサック体操」
最後にちょっぴりオマケ。
こちらも理学療法士さんと一緒に行っていた体操です(が、すみません、たぶん文章だけでは理解しづらいと思うので、備忘録のような感じで…笑)
■仰向けに寝転んだ状態で腕を組みます。
■それをコサックダンスのように左右に振ります。
■それと連動し、左右の骨盤を、上下に動かす。
こちらもまた、コツはおへそを中心に捻るような動作にすること。